偽装告発ブログ“きっこ”って誰?“黒幕”スクープ
小泉暴走、女子アナ身体的秘密など連発
ブログ「きっこの日記」が、黒幕の内河健総研所長(写真)を最初にあぶり出した
耐震強度偽装事件で、あるブログが注目されている。「30代前半、独身、高卒のヘアメーク」を自称する「きっこ」さんが書く「きっこの日記」だ。内河健・総合経営研究所長(73)を、いち早く黒幕と“スクープ”。民主党の馬淵澄夫衆院議員事務所(45)と連携したり、メールを通じて小嶋進ヒューザー社長(52)の証人喚問実施を訴えたりと八面六臂(ろっぴ)の活躍で、事件の“闇”を暴いている。1日8万ものアクセスがあるブログの女王、きっこさんて誰?
「きっこのブログ」は、レンタル日記サイト「さるさる日記」にある。プロフィールは東京在住のヘアメークで、身長161センチ、体重43キロ、プリンセス・テンコー似。「今日この頃」を多用する独特の文体で、1日2000字以上の長い日記を毎日更新。俳句からF1、お菓子、芸能、時事問題まで話題は広い。
だが何より有名なのは、あの『噂の真相』も真っ青のネタの深さと過激さだ。過去には小泉純一郎首相(63)の若き日の“暴走”について、SMクラブ店員のコメントまで交えて詳細に記述。また、民放女子アナの身体的秘密を実名で暴露し、ネット上で話題となった。
偽装事件に触れたのは、国交省が疑惑を発表した2日後の昨年10月19日。23日には「本当の黒幕は?」として内河氏の存在を暴露。国会と各マスコミに内河氏が登場したのは、その翌週以降だった。
「問題発覚直後、知り合いの不動産会社社長から、『黒幕は総研の内河だ。うちは総研が関わった物件は危険だから扱わない』と聞きました。詳しい話を聞いたら、恐ろしい構図が見えて来た」と、きっこさん。
きっこさんは、「芸能人の裏情報を得るため、ヘアメイクの仲間やテレビ局、芸能人が利用するお店など、アンテナを張り巡らしている」とか。
きっこさんの元には、国土交通委員会の証人喚問で名を馳せた馬淵氏の事務所からコンタクトがあったほか、民間確認機関「イーホームズ」の藤田東吾社長(44)からも「事件の背景には大きなプロットがある」として、最初に偽装を見抜いたとされる渡辺朋幸設計士の“ウソ”を告発する仰天メールも届いた。
あまりのネタの豊富さに、ネット上ではきっこさんの正体について「複数」「マスコミ関係者」などの憶測が飛んでいる。だが「複数説は『あんなに長い文章はひとりじゃ書けない』などが根拠。世の中にはバカが多い」と意に介さない。
また、「大抵の情報はテレビや新聞よりも先に入って来ます」とも。
信用度につながる「ウラ取り」は、「情報源に対する信頼度によって判断する。長い付き合いで、過去の情報もほとんど間違っていないような人の場合はそのまま信用する。ただし、そのまま書くのではなく、他からの情報とつじつまの合わない部分は再確認します。場合によっては、信頼度50%の情報をわざと日記に書き、先方の反応を見る場合もあります」。
マスコミ並みの影響力を持つ有名ブロガーがいる米国では、信頼度を高めるため経歴も明らかにした実名ブログが当たり前になりつつある。日本でもブロガーは年々増加し、総務省は、来年春までに782万人になると予測する。
だが、きっこさんは日本のブログを「評論家気取り、ジャーナリスト気取りの偏向的なブログが増えて来たが、実際には何もできない人たちが、インターネットの中だけで無責任に吠えているだけ。単なるマスターベーション」とバッサリ。本人はジャーナリストになるつもりはなく、「夢は本場ミュージカルのヘアメーク」なのだとか。
ただし以上のやりとりは、いずれもメール。きっこさんご本人に会うことはできなかった。
これぞプロ! 119番 声が出せない急患「受話器たたいて答えて」 東京消防庁ナイスプレー 機転を利かせセーフ 東京都内のアパートで突然、脳梗塞(こうそく)を発症し、声がでなくなった男性(57)から119番通報を受けた東京消防庁の職員(39)が、機転を利かせてアパートを割り出して、男性を救出した。男性の命をつないだのは、モールス信号ならぬ、受話器をたたく「トン、トン、トン」という音だった。東京消防庁には救急車を求める119番通報が1日約1900件あるが、職員は「無言の叫び」を聞き逃さなかった。 一一九番を受信する総合指令室に男性から通報があったのは十三日午後七時二十分過ぎ。「救急…」と、かすかな声が聞こえたが、荒い息とともに、まもなく言葉が途絶えた。 固定電話だと、発信元を逆探知して救助に向かえるが、男性の通報は携帯電話。「これは緊急事態だ」と察知した職員は「合っていれば、受話器をたたいて」と男性に呼びかけて二十三区名を順に読み上げたところ、十三番目の練馬区で「トン、トン」と応答があった。職員はこの手順で町名や番地、アパートの部屋番号までを特定し、救急車を向かわせた。 駆け付けた救急隊員が、玄関先で携帯を握ったまま倒れていた男性を発見。男性は一命を取り留めた。 京都市では平成十二年、脳梗塞で倒れた男性が二十回も一一九番通報したのに、意識が混濁し声を出せなかったことから、消防局が「いたずら電話」と判断。男性を二日間放置した。男性はその後、慰謝料を求める訴えを起こし、京都地裁が「いたずらを前提とした消防局の対応は不法行為にあたる」と、市に慰謝料の支払いを命じた。 東京消防庁によると、救急車を求める一一九番通報は昨年一年間で七十万二千三百件。一日あたり約千九百件の計算になる。火災を知らせる一一九番通報やいたずらもあり、総合指令室は忙しいが、同庁は「通報者のかすかな異変にとことんまで確認するよう指導しているのが功を奏した」としている。
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